◆ラグビー リーグワン・プレーオフ決勝 BL東京18―13東京ベイ(1日、東京・国立競技場)
昨季王者でレギュラーシーズン(RS)1位のBL東京(旧東芝)が、同3位の東京ベイ(旧クボタ)を18―13で下して4季目のリーグワンで初の2連覇を達成した。連覇は前身のトップリーグ(TL)時代の2009―10シーズン以来15季ぶりで史上最多の3度目。
元ニュージーランド代表の司令塔はやはり別格だった。SOモウンガは前半8分、抜き去って先制トライを挙げ、後半7分には約40メートルのゲインからトライをアシスト。右手骨折がうそのようで、13点を挙げてPOM(プレーヤー・オブ・ザ・マッチ)に選出された。試合後は涙も見せ「今週は一度も練習ができなかった。チームのみんながサポートしてくれて、試合が出来て優勝できたので、グッときました」と振り返った。
クルセイダーズ(NZ)時代から合わせて個人で“9連覇”。23年に入団時、チームから「レガシー(伝統)を残してほしい」と伝えられた。「今年は『連覇』という言葉を使わずにいこうと、彼から言ってもらって。勝ち続けることのメンタリティーを浸透させてくれた」とはリーチ。モウンガは「東芝のことは大好きです」と優しく笑った。