那須川天心、目指すは「ミスター人間」　長嶋茂雄さんのように「僕もカルチャーを作る人に」
会見でフォトセッションする那須川天心（右）とビクトル・サンティリャン　（カメラ・堺　恒志）　 画像（1枚）

◆プロボクシング　バンタム級１０回戦　那須川天心―ビクトル・サンティリャン（６月８日、東京・有明コロシアム）

　ＷＢＣ世界バンタム級１位の那須川天心（２６）＝帝拳＝が６日、東京・後楽園ホールで、ＷＢＡ６位ビクトル・サンティリャン（２９）＝ドミニカ＝との世界前哨戦へ向けた公式会見を行った。会見後の取材で、３日に８９歳で亡くなった巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄さんについて「競技だけじゃなく、立ち振る舞いだったり、カルチャーを作って来た人。

そういう人みたいに僕もならないとなと思っている」と話した。

　「僕は野球が全然分からない層」という天心だが、長嶋さんについて「僕でも知ってるっていうことは、本当に世の中の誰でも知ってる人なんだなって思う」と語り、「僕はボクシングっていう部分にプラス、エンターテインメントだったり、何か文化を作るっていうことを意識してやっている。亡くなられてすごい悲しい気持ちはありますけども、すごく親近感じゃないですけど、そういう風にならないとなって思いますね」と続けた。

　また、長嶋さんが「ミスタープロ野球」と呼ばれたことに対し、自身は何のミスターを目指すか問われると「ミスター人間です。人間代表で」と笑顔で答えた。

　戦績は、天心が６戦全勝（２ＫＯ）、サンティリャンが１５戦１４勝（５ＫＯ）１敗。

　試合はＰｒｉｍｅ　Ｖｉｄｅｏで独占ライブ配信される。

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