プロボクシングの元世界5階級制覇王者でWBA世界バンタム級5位のノニト・ドネア(42)=フィリピン=が、今月14日(日本時間15日)にアルゼンチン・ブエノスアイレスで同級8位アンドレス・カンポス(28)=チリ=とWBA世界同級暫定王座決定戦を行うことが決まったと1日、複数の海外メディアが報じた。

 ドネアは23年7月のWBC世界同級王座決定戦でアレハンドロ・サンティアゴ(メキシコ)に0―3の判定で敗れて以来、約2年ぶりの試合。

再起戦が、いきなり世界暫定王座決定戦となる。世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)とは、バンタム級で19年11月(0―3判定負け)と22年6月(2回TKO負け)に2度対戦している。

 WBAバンタム級は、正規王者だった堤聖也(角海老宝石)が目の手術を受けた影響で休養王者に認定され、暫定王者だったアントニオ・バルガス(米国)が正規王者に昇格。ドネアは、4月度の世界ランキングでいきなり5位に登場し、カンポスも最新の5月度ランキングで突然8位にランクされた。

 戦績は、ドネアが42勝(28KO)8敗、カンポスが17勝(6KO)2敗1分け。

編集部おすすめ