元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が2日、TBS系情報番組「ゴゴスマ」(月~金曜・午後1時55分)に生出演し、小泉進次郎農相の手腕を評価した。

 番組では備蓄米の店頭販売が開始されたことなど一連のコメ問題について取り上げた。

橋下氏は就任から短期間で対応にあたった小泉氏について「随意契約に踏み切って、これだけの実行力を発揮したっていうのは政治家として大いに評価しています」と評した。

 一方で不十分だった点も指摘。買受け申し込みが先着順だったことは「オークション理論ではやっちゃいけない」といい、契約できる業者に年間取扱量1万トン以上と条件を付けた点も「市場で条件面を聞くプロセスも必要だった」とした。

 また最大の問題点はコメの価格だとする持論を展開。5キロ2000円程度を見込み備蓄米を放出したが、他のコメ価格が下がったわけではなく「全体のコメ価格が問題になる。全体のコメ価格を下げるのであれば備蓄米単独で売るのではなく、ブレンドさせることで多くの米が3200~3300円で売り出すことができる。本来はそっちをやっていかなきゃいけないという議論もある」と指摘していた。

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