初代タイガーマスクの佐山サトルが主宰する「ストロングスタイルプロレス」は3日、都内で団体会長を務め4月21日に90歳で亡くなった“過激な仕掛人”新間寿さんの追悼興行「ストロングスタイルプロレスVol.34  THE 20th ANNIVERSARY“―過激な仕掛人”新間寿追悼興行―」(12日、後楽園ホール)へ向けた記者会見を開いた。

 元レジェンド王者の間下隼人は、関根“シュレック”秀樹と組んで“邪道”大仁田厚、雷神矢口と対戦する。

会見で間下は「ハードコアマッチで試合をすることになりました。新間会長追悼試合でもありますし天国に届くような派手な試合をしたいと思います」と誓った。

 間下は「ハードコアマッチ」を明言したが、この日、報道陣に配られたリリースでは試合形式は「タッグマッチ30分1本勝負」と明記されている。ハードコアマッチなのか通常のタッグマッチなのかを聞かれた平井丈雅代表は「新間会長の追悼大会ですので正々堂々と真っ向勝負をしていただきたいと思っております。正々堂々とぶつかっていただきたいと思います」と消え入りそうな声で答えた。

 これに間下は「ハードコアマッチのつもりでおります。なぜなら邪道軍・大仁田厚選手はそれが正々堂々だと思うので。それにシュレックさんと私が付き合うか付き合わないかは話は別。ただ最終決定は平井代表にあるので平井代表にゆだねたいと思います。ハードコアマッチなのか?通常のタッグマッチなのか?僕も知りたいです」と平井代表に決断を迫った。

 平井代表はしばし絶句し「…考えたいと思います」と動揺をあらわにし回答を保留した。その真意を問われると「新間会長が見て恥ずかしくない試合は何なのかを最終的に考えたいと思います。

以上です」と声を震わせていた。大会が迫る中で試合形式が不透明なタッグマッチ。すべては平井代表の決断にゆだねられた。

 ◆6・12「新間寿追悼興行」決定済みカード

 ▼メインイベント レジェンド選手権

王者・船木誠勝 vs 挑戦者・新崎人生

 ▼WメインイベントSSPW認定女子タッグ選手権

王者組・ジャガー横田、藪下めぐみ vs 挑戦者組・DASH・チサコ、鈴木ユラ

 ▼タッグマッチ30分1本勝負

藤波辰爾、スーパー・タイガー vs 村上和成、ブラック・タイガー

 ▼タッグマッチ15分1本勝負

ザ・グレート・サスケ、阿部史典 vs ディック東郷、日高郁人

 ▼ハウスデコpresentsタッグマッチ30分1本勝負

大仁田厚、雷神矢口 vs 間下隼人、関根“シュレック”秀樹

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