◆安田記念追い切り(6月4日・栗東トレセン)

 芦毛の馬体をバネのように弾ませた。ガイアフォースは栗東・坂路を単走。

初コンビの吉村が手綱を執り、51秒9―11秒5の好時計を計時。活気にあふれる走りでチップを蹴り上げて、ラスト1ハロンは自己ベストを記録した。初コンタクトの鞍上は「少し時計は速くなったけど、動きはとても良かった。イメージしていた通り」と好感触を伝えた。

 今回はブリンカーを初着用。レースに先んじて追い切りで装着し、見るからに行きっぷりが良化した。「効果はあると感じた。いい刺激になれば」と杉山晴調教師は手応えを示す。

 香港からの着地検疫の関係で、先月28日に入厩。“10日競馬”で挑むG1となるが、「それを踏まえて(京都の)宇治田原(優駿ステーブル)で負荷をかけてもらった」とトレーナーに不安はない。初のブリンカーと鞍上をきっかけに、一発を狙う。(山本 理貴)

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