9月に東京で行われる世界陸上(9月13~21日、東京・国立競技場)開幕まで5日で100日前となった。同日は都内で「東京2025世界陸上100 Days To Go!」のイベントが行われ、大会アンバサダーを務める俳優の織田裕二と、男子ハンマー投げで2011年テグ世界陸上金メダルのスポーツ庁・室伏広治長官らが登壇。
最大の注目は、女子やり投げで2連覇を狙う北口榛花(JAL)。前回23年ブダペスト世界陸上では最終6投目で大逆転金メダル、昨年のパリ五輪では1投目で優勝記録をマークした。室伏長官は「私も投てき種目出身ですし、これだけ誇りに思うことはありません。最高の舞台で、最高の結果を出して欲しい。彼女だったらやってくれると思います」と笑顔で期待を込めた。
明るい笑顔も、北口の大きな魅力。昨年のパリ五輪では優勝者だけが鳴らすことのできる競技場の鐘を力強く鳴らすシーン、試合中にうつ伏せでカステラをもぐもぐ食べるシーンも注目を集めた。織田は「チャーミング。一瞬の笑顔や悔しがる表情。そこを持っている上で、金メダルをとっている。