リーグワン1部の神戸が5日、神戸市内のチーム施設で「NTTジャパンラグビー リーグワン 2024―25 シーズン総括記者会見」を行った。今季限りで退団が決まっていた元日本代表FB山中亮平も取材に応じた。

 チームは4日、12選手と、スタッフ3名の退団を発表した。12シーズンにわたってチームを支えてきた山中は、「神戸に12年間、2年間社業でも社員として働かせてもらった。すごく感謝の気持ちしかないですし、ラグビーを続けられているのも、神戸製鋼と平尾さんのおかげ」と思いを吐露。一番の思い出には「しんどい時もうれしい時もあった中で、優勝した時がチームとしても良かった」と18―19年シーズンを挙げた。「優勝した時もメンバーに入れていましたし、神戸で100試合出られたことも誇りに思う。平尾さんがいる時に優勝できれば良かったかなと思いますけど、神戸ではやりきった」と心残りもほとんどなく、チームを去る。

 退団が決まった4日中には、自身のインスタグラムで現役続行を表明した。今月22日に37歳を迎える中で「契約もいただいていて、もちろん神戸製鋼に残る選択もあった。神戸で終わるのがきれいなのかなと思ったけど、自分らしくあるにはどれがいいかと考えて。もう残り少ないので、燃えるような、熱くなれるようなチャレンジができたら、という決断になった」と「自分らしさ」指針に、他チームへの移籍を決めたという。新天地についてチーム名は伏せたが、国内のチームで「ある程度は固まっている」と明かした。

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