西田凌佑、中谷潤人前に減量と“格闘”　「上がったり下がったり」陣営明かす…８日にバンタム級王座統一戦
会見を行った西田凌佑（カメラ・堺　恒志）　 画像（1枚）

◆プロボクシング▽ＷＢＣ・ＩＢＦ世界バンタム級（５３・５キロ以下）王座統一戦　ＷＢＣ王者・中谷潤人―ＩＢＦ王者・西田凌佑（８日・有明コロシアム）

　世界バンタム級２団体王座統一戦の記者会見が６日、都内で行われ、ＩＢＦ王者・西田凌佑（２８）＝六島＝陣営は、減量苦との戦いが最終段階であると明かした。

　無敗サウスポー対決となるＷＢＣ王者・中谷潤人（２７）＝Ｍ・Ｔ＝戦。

西田は、キャリア最大の敵とともに壇上に現れると「コンディションはとても良くて、中谷選手に勝つためにしっかり武市（晃輔）トレーナーと考えて練習してきたので、それを出したい」ときっぱり。その前に大きな“敵”がいる。かねてから明かしていた減量苦だ。六島ジム・枝川孝会長は「順調にスパーリング等、練習はいけてます。ただ、ここにきて、最後の減量で（体重が）下がったり上がったり、なかなかブラックホール」と陣営自ら命名した西田のニックネームも交えて、現状を明かした。

　枝川会長はさらに「ストレスないように西田流に落としていくのが、西田のベストコンディション。あした（７日の計量で西田は）ちょうどリミットで乗っていると思います」と信頼した。“ブラックホール”西田が、愛称“ビッグバン”の中谷をのみこむか。まずは減量苦に打ち勝つ。

　◆西田凌佑（にしだ・りょうすけ）１９９６年８月７日、奈良・香芝市生まれ。２８歳。香芝中では陸上長距離選手。

王寺工でボクシングを始め、３年時に国体フライ級優勝。近大時代を含めアマ３７勝１６敗。２０１９年１０月、タイでプロデビュー。昨年５月にエマヌエル・ロドリゲスに判定勝ちし、ＩＢＦ世界バンタム級王者に。身長１７０センチ、右利きの左ボクサーファイター。家族は妻と１女。

編集部おすすめ