◆プロボクシング ▽WBC&IBF世界バンタム級(53・5キロ以下)王座統一戦12回戦 WBC王者・中谷潤人―IBF王者・西田凌佑(6月8日、東京・有明コロシアム)

 プロボクシングの日本人同士による世界バンタム級2団体王座統一戦(8日、東京・有明コロシアム)を前に6日、東京・後楽園ホールで記者会見が開かれた。IBF同級王者・西田凌佑(28)が所属する六島ジムの枝川孝会長が、相手のWBC同級王者・中谷潤人(27)=M・T=の“天然ぶり”を暴露した。

 興行に向けた予告映像を見た枝川会長は「中谷チャンピオンもやっぱり世界チャンピオンだなっていうのを僕は感じました」と語り出し、「なぜかと言ったら、靴を練習に忘れてきはった。プラス、オレンジとみかんは一緒やと言ってて。世界チャンピオンというのはね、こういうところが多々あるんですよね。昔の名城(信男、WBA世界スーパーフライ級王者)もそうですし、この横に座ってる西田もそう」と熱弁。中谷の不思議な言動が世界王者の証しでもあるとの持論を語った。

 今月2日に公開練習を行った際、視察に訪れたM・Tジムの村野健会長に「中谷選手って打たれ弱いんですか?」とド直球質問するなどしてきた枝川会長だが、侮っているわけではなく「中谷選手は顔が小さい」との印象からの発言。中谷も会見で「僕が打たれ強かったり弱いかも含めて、6月8日、ボクシングを楽しんでもらえたらなと思います」と笑顔で切り返し、友好ムードが漂った。

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