◆陸上 日本学生対校選手権第3日(7日、岡山・JFE晴れの国スタジアム)

 女子100メートル障害決勝が行われ、日女体大の島野真生(大学院2年)が13秒02(向かい風1・8メートル)で自身の持つ学生記録を更新して2年ぶりの優勝を飾った。終盤にグンと抜け出して勝ちきったが「決勝は思い通りの走りができれば12秒9台後半は行っているかなって思っていた。

もうちょっとだったなって気持ちが大きい」と満足しなかった。

 現在、日本の女子100メートル障害は持ちタイム12秒台の選手が7人と大混戦。9月の東京世界陸上出場へは、し烈な国内選考を勝ち抜かなければならなず、主要選考大会の日本選手権(7月4~6日、東京・国立競技場)はすぐそばまで迫っている。「ここで(12秒)9台を出してシニアの選手にちょっとプレッシャーを与えられたらいいなっていう風に思っていたんですけど、ちょっとかなわない結果になってしまった」と悔しげな表情を見せたが、「しっかりこの1か月、筋力がちょっと落ちてしまった部分を取り戻していく。スプリントをもう少し鍛えられれば、ハードリングも楽に走って行けると思う。基礎的な部分をもう一度見直していく」と闘志をめらめら燃やした。

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