プロボクシング西日本新人王予選のバンタム級4回戦がエディオンアリーナ大阪第2競技場で行われ、佐々木麟太朗(りんたろう)=ヨシヤマ=が、高橋碧(尼崎亀谷)を3回34秒TKO勝利で下し、準決勝進出を決めた。

 1回から積極的に攻める佐々木は、2回に右ストレートを決めるなど、流れをつかんだ。

3回には右ストレートから左フックで倒し、TKO勝利。リング上では雄たけびを上げた。「練習していた右ストレートが入って良かった。勝たないとダメだったから、喜びが…」と笑顔を見せた。

 K―1の魔裟斗に憧れ、20歳から格闘技をはじめ、「ボクシングが楽しくて」と本格的にボクシングを始めた。デビュー戦を迎えた2021年は佐々木麟太郎(米スタンフォード大)が花巻東高に入学し、注目を集めた年。佐々木は「自分の名前のあとに、ボクシングって入れないと(検索しても)出てこない」と苦笑い。「郎」と「朗」の一文字違いだけに、名前のおかげで注目を集めることもあるという。7月21日の準決勝へ向け、「今は新人王になることが一番」と意気込んだ。

 ◆佐々木 麟太朗(ささき・りんたろう)1996年12月26日、大阪市出身。28歳。20歳からボクシングをはじめ、井岡弘樹ジムに所属。

2021年11月にデビュー。23年にヨシヤマに移籍した。通算戦績は4戦3勝(3KO)1敗。

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