J1神戸は8日、神戸市内のグラウンドで約1時間練習を公開した。11日には天皇杯2回戦・高知戦(ノエスタ)が控えており、2連覇に向けた戦いが始まる。
3日から練習に参加しているという宮原は、現在は神戸と提携を結ぶ同クラブからトライアルとして帯同。期間は1週間ほどが予定されており「ヨーロッパと、環境から気候からなにもかもが違う。初日とかは暑かったりもしてやりにくかったですけど、ヴィッセルの皆さんは優しくてすぐなじめたのでそれなりに楽しくプレーできています」と充実の日々を過ごしているようだ。
4月で20歳を迎えたばかりの宮原は、興国(大阪)在学時の3年夏に渡欧した。クラブのセカンドチームで約1年半プレーし、今季は9試合に出場。「向こうではチームで1番身長が低いくらい。どうやって体を当てられても奪われないかとかを常に考えてきた」とフィジカル面での成長に手応え。ここ数日のプレーを見た吉田孝行監督は「技術、うまさはあるけれど現状で怖さはない。まだ若いから。そこがつけばもう一個伸びていくと思う」と話し「大聖(宮代)なんかはそう。相手にとって嫌なプレーができるか」とブレイク中の25歳に姿を重ねた。