日本代表は8日、アジア最終予選のインドネシア戦(10日・吹田S)に向け、大阪府堺市内で練習を行った。初招集のDF鈴木淳之介(21)=湘南=は、0―1と敗れた5日のオーストラリア戦でDF町田浩樹(27)、DF渡辺剛(28)が負傷とセンターバック(CB)の離脱者続出を受けて、先発で代表デビューする可能性が浮上。

「滅多にないチャンス。そのチャンスをつかむために自分の価値を出したい」と話した。

 鈴木淳は帝京大可児高からボランチとして22年に湘南に加入。昨季途中、山口智監督(47)によって3バックの一角にコンバートされて才能が開花した。鈴木淳は「見いだしてくれた(山口)監督には感謝しています」と語ると、CB転向から約1年で、代表入りを果たした現状に「何が起こるかわからない」とうなずいた。

 湘南ではJリーグの外国人FWに当たり負けしないタイトな守備に加え、ボランチ時代から培ってきたボールの持ち運びなど攻撃力も発揮してきた鈴木淳。今回の代表ではGK鈴木彩艶(22)、MF鈴木唯人(23)と鈴木姓が3人。若くさらなる伸びしろも備えた“第3の鈴木”が、森保ジャパンの序列を崩しにかかる。

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