サッカー日本代表は8日、大阪・堺市内で26年W杯アジア最終予選の最終戦となるインドネシア戦(10日・吹田)に向けた国内での練習の2日目を開始した。この日公開された冒頭の練習ではボール回しなどが行われ、その後は非公開で調整した。
オーストラリア戦で通算3試合目の出場。昨年6月のW杯アジア2次予選からA代表には招集され続けているが、正守護神のGK鈴木彩艶の壁は厚く、出場機会を得られていなかった。オーストラリアはW杯出場もかかっており、パースの球場には5万人以上の観客が集結し、谷も昨年6月11日のシリア戦(5〇0)以来1年ぶりの出場だったこともあり、「入りはすごい緊張しましたね。前後半もそうですけど、久しぶりにあんな緊張しました」と振り返った。
チームは後半45分に失点して、今予選初黒星を喫した。失点シーンに「(球を)失ってからの守備の切り替えはすごい良かった」としつつ、「スローインになった時に、相手のロングスローがほとんどの選手の頭にあった。自分たちもそこにオーガナイズした中で、相手がクイックで始めてきて乱れた。中でのコミュニケーションは必要だったかなと思いますし、くさびが入ったところでのディフェンスのポジショニングも自分がもっと発信出来た。シュートにまずは行かせないことに、もっとフォーカスしないといけなかった」。出場機会はつかめたが、手応えよりも課題を多く感じたといい「ぎりぎりの場面だったり、クロスでの味方のポジショニングだったりにアプローチできる、ああいう状況でそれが出来るような余裕があればもっと良かった」と反省した。