昨年までの米子S・リステッドが重賞に昇格。サマーマイルシリーズ第1戦の第1回しらさぎステークス・G3は、6月22日、阪神競馬場の芝1600メートルで行われる。
昨年のオークスと秋華賞を制したチェルヴィニア(牝4歳、美浦・木村哲也厩舎、父ハービンジャー)は今年の京都記念、ドバイ・シーマクラシックで結果が出ず、桜花賞(13着)以来のマイル戦へかじを切った。能力最上位は疑いなく、復調のきっかけとなる勝利をつかみたいところだ。調教ではスピード感満点の動きを見せている。
レーベンスティール(牡5歳、美浦・田中博康厩舎、父リアルスティール)は23年のセントライト記念、昨年のエプソムCとオールカマーを勝ち、重賞3勝の実力馬。前走のアメリカJCC12着から立て直すべく、今回は栗東に入厩して調整が進められている。本来の力強い動きに戻っており、初のマイル戦でも上位争いを期待できる。
シヴァース(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎、父モーリス)は3勝クラスを勝ったばかりだが、昨年のきさらぎ賞でタイム差なしの3着があり、力を秘めている。難なく抜け出した前走を見ると、マイルは現状ではベスト。4歳夏の上昇度に期待する手もありそうだ。
ダイシンヤマト(牡5歳、美浦・戸田博文厩舎、父ヤマカツエース)も前走で3勝クラスを勝利。ここにきて2連勝と本格化し、通用しても不思議はない。
ニホンピロキーフ(牡5歳、栗東・大橋勇樹厩舎、父キタサンブラック)は、勝ち切れていないが、重賞でも善戦できる力はある。