大相撲の伊勢ケ浜部屋が18日、毎年恒例の大阪・堺市での合宿をスタートさせた。この日は元横綱・照ノ富士の伊勢ケ浜親方が部屋を継承後、初めて稽古を公開。
午前7時30分から11時30分頃までの約4時間みっちりと稽古を行い、代替わりをしても圧倒的な稽古量は変わらず。伊勢ケ浜親方は「体をづくりに重きを置いてやっている。いくら頑張っても、うまい相撲取ろうと思っても、体の力がないと、そういう相撲が出せない。まずは体づくりを初日からやっていければ」と話した。
部屋持ちの親方になったことについては「みんな頑張ってるから、特に大変なことはないが、(弟子が)言ったことをうまくできないと、少し悩みますね」と語った。改めて9日付けで部屋を継承したことについては「もちろんこれだけの部屋を継いだわけだから、これ以上に発展させていくことを考えてやっていかないといけない。早く関取、三役、大関を目指してやってもらいたい」と、弟子のさらなる成長に期待した。(大西 健太)