千葉百音、ミラノシーズンは「さくらさくら」と「ロミオとジュリエット」　初五輪へ「皆同じスタート地点から」
フィギュアスケートの新シーズンに向け練習を公開した千葉百音 画像（1枚）

　フィギュアスケート女子で３月の世界選手権（米ボストン）銅メダルの千葉百音（木下アカデミー）が１８日、京都・宇治市内で公開練習に臨み、２６年ミラノ・コルティナ五輪シーズンの来季に向けた新たなプログラムを披露した。ショートプログラム（ＳＰ）は童謡「さくらさくら」のオーケストラバージョン、フリーは名作「ロミオとジュリエット」。

千葉は「今自分が磨ける、伸ばせるところを洗いざらい見つけて伸ばしていくという思いで練習をしている」と語った。

　初の五輪出場を目指す勝負のシーズン、ＳＰには「和」の要素を取り入れる。「日本舞踊の美のようなところもありながら、現代的で独創的な動きもある。そういう世界観を表現できたら」。フリーについては「いろんな曲、映画がある中で自分が一番感情を表現できそうで、クラシカルな音楽が滑りに合っていると思う」とし「自分のよさが出せる曲を選んでいただいて、すごく気に入っています。まだまだ表現面や見せようと思っているものと見えているもののギャップがあるので、埋め合わせられるように表現できたら」と充実感をにじませた。

　昨季は初の世界選手権で３位など躍進の年。それでも「みんな同じスタート地点に立った状態からの戦い。同じスタート地点からまた挑んで、皆が五輪を目指して頑張るという感じだと思う」と足元を見つめる。来季初戦は、８月のサマーカップを予定。「一球入魂ではないけど、１試合、１演技、１振りにしっかりと魂を入れて演じて、自分のいいところを出していけるように頑張ります」と、気持ちを高めた。

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