大相撲の伊勢ケ浜部屋が18日、毎年恒例の大阪・堺市での合宿をスタートさせた。名古屋場所(7月13日初日・IGアリーナ)で新入幕が濃厚の十両・草野(伊勢ケ浜)は、関取衆の申し合い稽古で19番相撲を取った。
昨年の同合宿は相撲教習所に通っていたため、不参加。今回が初の参加となったが、「キツイと聞いていたが、やっぱりキツイですね」と苦笑いを浮かべた。
9日付けで元横綱・照ノ富士が部屋を継承。師匠の伊勢ケ浜親方からは「徹底的に右を差しにいくように」と助言を受けているという。「右を差す感じで、左の前みつやもろ差しなど得意なところを磨いていきたい。今日も何番かあったが、立ち合い負けをしたら体が浮いて何もできないので、何とか立ち合いでしっかり当たって、体が浮かないようにしたい」と、合宿でのテーマを明かした。
新入幕となる名古屋場所に向けては「新入幕で活躍された方が、この部屋も多いので、自分も盛り上げられたら」と、かつて新入幕で快進撃を見せた尊富士や伯桜鵬に続く活躍を誓った。(大西 健太)