◆女子プロゴルフツアー ニチレイレディス プロアマ戦(19日、千葉・袖ケ浦CC新袖C=6594ヤード、パー72)

 39歳ベテランの藤田さいき(JBS)は19日、プロアマ戦に出場して最終調整した。今大会で史上18人目のツアー出場600試合を達成。

「どれくらいすごいことなのか、実感と自覚がない。メモリアルな大会なので、楽しみながら、感慨深いなと思いながらやりたい」と意気込んだ。

 19歳だった2005年から国内ツアーに出場し、20年かけて600試合目に到達。史上18人目の大台にたどりついた。長く続けられる原動力は「ゴルフが好きなので続けられる。試合が楽しい」と藤田。歴代1位の岡田美智子は813試合と上には上がいるが、「いけるかは分からないけど、700試合を目指して頑張ります」と見据えた。

 コロナ禍だった4~5年前に始めた趣味の釣りが、ゴルフに好影響を与えている。「釣りはすごく我慢するをする時間が長いので、ゴルフも我慢強くなった。精神的な面で変わった」とかみしめた。シーズン中は遠征先に釣りざおを持ち歩き、練習ラウンドの前後に防波堤から獲物を狙う。「私は何時間でも行ける。

平気で6~7時間、行きますね。イカやブリ、カサゴ…。いろいろ釣れます」と明かした。

 600試合の中で最も印象に残っている一戦を聞かれると、体調不良で倒れて緊急搬送された5月の今季メジャー初戦・ワールドレディスサロンパスカップを挙げた。この日、千葉市の最高気温は32度。酷暑下での大会に向けて、経口補水液や氷のう、凍らせるゼリー飲料などで対策を進めている。「意地でも倒れないようにしたい」と力強く語った。

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