爆笑問題が22日、パーソナリティーを務める15日放送のTBSラジオ「爆笑問題の日曜サンデー」(日曜後1時)で、先週(15日放送分に)ゲスト出演した歌手の田原俊彦が女性アナウンサーに対し不適切な言動をしたことに言及した。

 この日の番組内で田中裕二が「先週、田原俊彦さんが不適切な言動がありました」と触れた。

 太田光は「田原俊彦はばかですけど、人がいいのでサービス精神がある人。先週の放送についてはセクハラ発言をしたりしていたんだけど、その前のサンデージャポンの時にあの人ぎっくり腰やって、テンションが低かった。さんざん『テンション低いわ~』って(僕らが)言ってた部分もあって。なおかつ我々とトシちゃんの関係性でいうと、僕より空気が読めないのがトシちゃん。芸能界で二大巨頭と言われてますが。トシちゃんがやっちゃいけないことやると俺が喜ぶというのがあった。サンジャポからの流れがあって、トシちゃんがこのラジオでは自分らしさを出そうという部分もあったと思う。俺に対するサービス精神が旺盛なので、『なにやってんだよトシちゃん』って俺から言われることをやろうとした部分もあった」と経緯を説明。

 さらに太田は「俺がトシちゃんに求めちゃう部分もあって、あの人は求められたら絶対にこたえる人。それは、トシちゃんにも申し訳なかったし、数々ご批判いただいておりますし、俺自身もちょっと自分の考えを改めなきゃいけないのかなと今考えている。TBSサイドとしてはアナウンサーを守るという意味では抗議しなきゃいけないご時世の流れの中でTBSもジャッジしていかなきゃいけない。僕自身も反省しなきゃいけない部分もあるし、(僕が)誘導してしまった部分が大きいと思う」と自身の行動も省みた。

 田原から不適切言動を受けた山本恵里伽アナウンサーはこの日の放送にも参加し、「皆さん私のこと心配していただいてる方もいると思うのですが、ほんとに元気ですので。今日も楽しく放送臨みたいと思っています」と話した。

 TBSラジオは20日、公式サイトで「先週、日曜午後に放送されたTBSラジオ『爆笑問題の日曜サンデー』で、ゲストの男性が行き過ぎた発言を行ったり、女性アナウンサーの手を指で触れたりする場面がありました」と説明。「これら一連の言動は不適切なものであったと判断し、ゲストのマネジメント担当に対して再発防止の申し入れを行い、先方からお詫(わ)びの言葉がありました」と明かした上で、「当社としても番組を制作・放送した側として責任を重く受け止めております。当社はTBSグループ人権方針にのっとり、番組に関わる全ての方の安心・安全の確保をより徹底していく所存です」としていた。

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