女優の桜田ひよりが22日、都内で行われた主演映画「この夏の星を見る」(山元環監督、7月4日公開)3都市同時完成披露試写会に共演の黒川想矢らとともに登壇した。

 新聞で連載後、2023年に刊行された辻村深月氏による長編小説が原作。

コロナ禍を舞台に複雑な思いを抱えた中高生の青春を描く。

 桜田は「ついにこの日がきたかとワクワクした思い。ここからもっともっと盛り上げていきたい」と期待。

 黒川は「脚本を読んだとき、すごく懐かしい気持ちになりました。(僕は)登場人物の方々みたいに全力でそのときを楽しむことはできなかったけど、映画を見て勇気をもらった。先の見えない挑戦もしたいという勇気をもらえた」と語った。

 茨城の高校生を演じた桜田と、東京の中学生を演じた黒川は撮影では一緒にならなかったが、初対面は2024年の日本アカデミー賞新人俳優賞の舞台だったという。黒川は「雲の上の存在過ぎて全然話せなかった」と当時を振り返り、桜田は「いやいや地上の存在です」と笑った。

 この日最後に桜田は「人は誰しもきっと乗り越えなきゃいけない試練があると思う。皆さんの背中をたくさんたくさん押してくれる映画になっていると思います」とあいさつした。

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