女優・長澤まさみが、このほど中国・上海市内で行われた上海国際映画祭に参加し、主演映画「ドールハウス」(矢口史靖監督、公開中)の舞台あいさつを行った。
長澤は、同映画祭のレッドカーペットに、劇中に登場する謎の人形・アヤちゃんと手をつないで登場。
5歳の娘を亡くした主人公(長澤)が、骨董(こっとう)市で娘に似た人形を見つけたことから展開するミステリー。長澤は、1300席が満席となった「上海大光明電影院」(上海グランドシアター)での上映後、舞台あいさつに登壇。中国映画「唐人街探偵 東京MISSION」(21年)への出演などにより同国でも絶大な人気を誇るだけに、この日も観客は割れんばかりの歓声を送り、熱狂した。
上映中、悲鳴や笑い声が絶えなかった会場へ向けて、長澤は「たくさんのお客さんが今日来てくださったことをうれしく思います」と感謝。「映画がたくさんの人に親しまれて、愛されているということを実感できて、神様からプレゼントをもらったようなうれしさがこみ上げています」と笑顔を見せた。矢口監督も「実は上映会を一緒に見ていて、絶叫と同じくらい爆笑がありました。上海が一番熱狂的だったと思います」と手応えを語った。
本作は、3月にポルトガルで行われた同映画祭でグランプリに当たる「Best Film Award」を受賞するなど、海外からも注目を集めている。