作曲家の藤竜之介(本名・藤井次郎)さんが7日に肺炎のため亡くなっていたことが23日、分かった。73歳だった。
この日、サト子さん名で「この度、夫である作曲家 藤竜之介(本名:藤井次郎)が、令和7年6月7日、肺炎のため享年74歳にて永眠致しました。ここに生前のご厚誼に深謝し、謹んでお知らせ申し上げます」と発表された上で、「葬儀は6月15日に近親者のみで執り行いました。家族の意向によりご香典、ご供花、ご供物の義は、固くご辞退申し上げます」と記された。
藤さんは1952年2月13日、山口県出身。成蹊大学工学部卒業後、吉田矢健治さんに師事し、歌手から作曲家に転身。代表作に川中美幸の「恋歌ふたたび」、小金沢昇司の「無器用者だと言われても」、作詞も手がけた前川清の「一人愛」などがある。新人歌手育成にも尽力し、最初の内弟子に井上りつ子がいる。