◆明治安田J1リーグ▽第15節 川崎3―1新潟(25日・U等々力)

 川崎は前半12分にMF脇坂泰斗が直接FKを決めて先制した。同35分には19歳FW神田奏真(そうま)がFKで味方からの折り返しを頭で合わせ、J1初ゴールで加点した。

後半アディショナルタイム(AT)1分には、MF大関友翔が左足で3点目を奪った。その後、1点を返されたが、3―1で2戦ぶり勝利を挙げ、5位に浮上した。

 脇坂は、21日の神戸戦に続く2戦連発となる今季4点目。自身のJ1通算200試合出場の節目に花を添えた。11日に第二子の長男が誕生し、チームメートとゆりかごパフォーマンスを披露した。

 試合後は「200試合にはあまりこだわっていなかった。上に行くために、とにかく勝利が必要だった。(FKは)練習から良いキックができていて、自信をもって蹴らせてもらった。狙ったところにいった。100点」と振り返った。ゆりかごパフォーマンスは「三浦(颯太)がやろうって言ってくれて、みんなが乗ってくれたので」と感謝した。

 この日はFW小林悠も節目の400試合出場を達成し、脇坂は「素晴らしい記録。

(僕の)200試合はかすんだ」としながらも「頑張ってやって、ついてきたものだと思っている。自分だけの力で来たわけではない。いろんな人の支えがあってのもの。サッカー選手としてピッチで数多く出て恩返しするのが一番。けがなくやれるように頑張りたい」と語った。

 大卒選手としてコンスタントに出場を重ねた。「1年目(18年)のリーグ0試合ということを考えたら、誇っていい記録。1年目の苦しかった時間が、今の僕をつくっている」とうなずいた。キャプテンは「まだまだ大事な戦いが続く。勝ち続けて上にプレッシャーをかけたい」と上を見据えた。

編集部おすすめ