テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)は26日、フジテレビの親会社フジ・メディア・ホールディングス(HD)の株主総会が25日、東京・江東区の有明アリーナで行われたことを特集した。
午前10時から4時間半あまりで終了した株主総会において、フジテレビ側が提案した取締役11人全員が株主の信任を得られたことなどを番組は報じた。
さらにスタジオでは株主総会を受けて一部のスポンサー3社の反応を紹介し、番組の取材にいずれもCM出稿の再開に慎重な姿勢だった。
コメンテーターを務める元テレビ朝日社員の玉川徹氏は、CM出稿が以前のように戻るか否かについて「スポンサー側の立場としては、再開するには再開する理由が必要ですよね、当然。特にナショナルスポンサーに関しては」などとし「今のところ、取締役がかわりましたっていうことは理由にはならないですよね」と断じ「取締役がかわっても新しい取締役が何をやるんだっていうことが重要になってくる」などと指摘した。
その上で「僕は信頼を回復することが何よりも大事だと思うので」と切り出し「そういう意味では日本のテレビ局では、まだどこもできていないんですけど」とし「編集と経営の分離。こういうところまで新しい経営陣、踏み込んだらいかがか?と」と提言した。
今回の問題は「直接、経営陣が編集に口を出したことではないけれども」などとした上で、「ここは分離するんだ、と。新たな経営陣が打ち出したら、それはそれでひとつの改革かなと思う」とコメントしていた。