J1清水エスパルスは26日、ホーム・柏戦(28日)に向け三保で一部非公開調整。前節のアウェー・名古屋戦(21日)でJ1初ゴールを決めたFW千葉寛汰(22)が、J1初のホーム弾に意欲を見せた。

 アイスタでは昨年の天皇杯・三菱重工長崎戦で得点しているが、J1リーグ戦で決めれば初。「(アウェーより)もっと気持ちがいいと思う。2試合連続で取れば認められると思うし、満足せずに狙いたい」。2戦連発は期限付き移籍先のJ3今治でマークしているが、J1で達成すれば初めてだ。

 名古屋戦では1点を追う後半43分、CKに頭をたたきつけてゴールにねじ込み、勝ち点1奪取に貢献した。「相手の前にしっかり入れたことが良かった」。プロ4年目で待望のJ1初ゴールに、100件以上の祝福メッセージが届いたという。

 チームは直近3戦勝ちなしで12位。2位の柏には前期、0―1で完封負けを食らっている。「ゴール前のところは自信を持っている。頭、両足、いろんなバリエーションで取れるのが自分の良さ」と語る点取り屋が、後半戦初白星をもたらす。

(武藤 瑞基)

 〇…DF蓮川壮大が27日に27歳の誕生日を迎える。

「J1で戦えて充実しているが、もっと上に行ってACLを目指したい」と決意表明した。DF高橋が今季絶望となり、最終ラインはよりいっそうの奮起が求められる。「勝つことで支えになるように、祐治君が前向きになれるようにプレーで表現したい」と要所で体を張って柏の攻撃を食い止める。

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