モナコと日本でサッカー慈善試合　３得点の柿谷曜一朗氏、レジェンドとの共演に「久しぶりに引退して良かったと思った」
試合前のJapan　Legendsの選手たち（カメラ・森口登生） 画像（1枚）

◆サッカー▽ＵＮＩＴＥＤ　ＴＨＲＯＵＧＨ　ＬＥＧＥＮＤＳ（３５分ハーフ）　Ｍｏｎａｃｏ　Ｌｅｇｅｎｄｓ　４―３　Ｊａｐａｎ　Ｌｅｇｅｎｄｓ（２７日・パナソニックスタジアム吹田）

　フランス１部モナコのレジェンドたちと、かつて日本代表監督を務めたフィリップ・トルシエ氏率いる日本のレジェンドたちが対戦するチャリティーマッチを行われた。モナコの非営利団体である「ＢＡＲＢＡＧＩＵＡＮＳ　ＯＦ　ＭＯＮＡＣＯ」が主催でモナコナショナルデー（２８日）の前夜祭として開催。

モナコ公国アルベール２世公殿下、高円宮妃久子殿下、中田英寿氏、そしてアンバサダーを務める日本代表ＭＦ南野拓実（モナコ）がキックインセレモニーを務めるなど、豪華なイベントとなった。　元フランス代表ＤＦデサイーや、同ＭＦピレスらが相手チームにいる中、元日本代表柿谷曜一朗氏はハットトリックを達成。さすが、と言うべきテクニックで本田圭佑氏や松井大輔氏とのコンビネーションも披露し、観客を魅了した。

　ファンタジスタは「Ｅ―１に向けてのいいアピールにもなった」といたずらっぽく笑って、試合を振り返った。試合では「この年齢（３５歳）で引退したら、これからのチャリティーマッチは全部参加せなあかんと（笑）。レジェンドたちからとにかく『走れ』と言われていた」と受けた言葉を体現するように、何度もスプリントをかけてチャンスも演出。敵味方関係なしのレジェンドとの共演に「僕からしたらチームメートもそうですけど、相手なんて『まさに』の選手ばかり。ドンピシャの世代なので、久しぶりに引退して良かったと思った」と最後まで笑顔を絶やさず、充実の１日をかみ締めた。

　イベントの収益は令和６年（２０２４年）能登半島地震の被災地支援のほか、日・モナコ両国の慈善団体へ寄付される。

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