夏の国内ダート路線の頂上決戦、第48回帝王賞・Jpn1は7月2日、大井競馬場の2000メートルで行われる。注目は平安Sで重賞2勝目を飾ったアウトレンジ。

21年にテーオーケインズで同レースを制した松山とのコンビ継続で、待望のビッグタイトルを狙う。

 アウトレンジがJpn1に初挑戦する。前走の平安Sでは好位から力強く抜け出し、1馬身半差で重賞2勝目。浦和記念で重賞初勝利を挙げた後の2戦は、出遅れや不利な展開が響いて精彩を欠いたが、改めて実力を示した。山口助手は「(2、3走前の)敗因ははっきりしていたので、前走もぶざまな競馬はしないと思っていた」と振り返る。

 この中間も栗東で順調に調整が進んでいる。山口助手は「いい動きです。間隔もそれほど空いていないし、仕上げやすかった」と納得の表情を見せる。「暮れのチャンピオンズC(12月7日、中京)などを目指すには、どれくらい通用するか」。勢いに乗り、さらなる強敵に立ち向かう。

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