6月28日の小倉11R・博多S(3歳上3勝クラス、ダート1700メートル=16頭立て)は単勝1番人気で川田将雅騎手騎乗のサイモンザナドゥ(牡5歳、栗東・小林真也厩舎、父アジアエクスプレス)がゴール前で差し切り、オープン入りを決めた。勝ち時計は1分44秒2(良)。

 道中は好位からの追走。直線手前から加速を促すように手綱を動かされると、逃げ切りを狙うマッシャーブルムを首差とらえ、ゴール板を駆け抜けた。

 ここ3戦で3、3、2着と惜敗が続き、待望のオープン入り。前走に続くコンビで勝利へ導いた川田騎手は「前回の競馬が生きて、今回もいい内容で、全力の走りで勝ち切ってくれました」と評価した。

 小林調教師は「川田ジョッキーのさすがの安定感というか、安心して見ていられました。馬も暑い中で頑張ってくれまたしたが、ジョッキーの腕が光る一戦でした」と鞍上をたたえていた。今後はひと息入れる予定。

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