自動車レースのスーパーGT第3戦は28日、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキット(1周5・543キロ)で決勝レースを行った。

 GT500クラスは予選4番手からスタートしたデロイト・トムスGRスープラ(笹原右京、ジュリアーノ・アレジ組)が他のマシンよりピットインを10周近くも遅らせて、ピット作業の時間も短くする作戦で32周目にトップに浮上。

そのまま逃げ切って今季初優勝を成し遂げた。

 笹原、アレジとも昨年の第6戦(SUGO)以来、通算3勝目を挙げ、ポイントランキングでも同じチームのauトムスに次いで2位に浮上した。またトヨタのマシンとしては昨年の第6戦から7連勝となった。

 2位はARTA無限シビック・タイプR―GT(野尻智紀、松下信治組)、3位はTRSインパル・ウィズSDG・Z(平峰一貴、ベルトラン・バゲット組)が入り、トヨタ、ホンダ、ニッサンの主要3メーカーが表彰台を分け合った。

 GT300クラスはアップガレージAMG・GT3(小林崇志、野村勇斗組)がポールツーウィンを達成。小林は12年前のセパン開催も優勝。連覇で通算9勝目を挙げた。野村はうれしい初優勝となった。

 第4戦は8月2、3日に富士スピードウェイでスプリントレースとして開催される。

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