マラソン男子で東京世界陸上(9月)代表の近藤亮太(三菱重工)、同女子代表の小林香菜(大塚製薬)が11日、アシックスのイベント、「METASPEED TOKYO EXPERIENCE」にオンラインゲストで出席。会場には2000年シドニー五輪マラソン女子金メダルの高橋尚子さんが登壇し、シューズの魅力を語って盛り上げた。

 近藤は2月の大阪マラソンで初マラソン日本記録をマークし、小林は、12月の大阪国際女子マラソンで昨年のパリ五輪6位入賞の鈴木優花(第一生命グループ)を抑えて日本勢トップとなった注目株。

 現在、近藤は大分で、小林は北海道で世界陸上へ向けた合宿中。既に新シューズは着用済みで、近藤は「以前よりも軽くなって反発も大きくなった分、楽に走ることができる」。小林も「反発も大きいですが、安定性もしっかりあって、後半も足へのダメージが少ない。反発と安定のバランスがちょうど良い」と笑顔で感想を語った。

 共に、世界大会は初代表。近藤は2回目のマラソンとなるが「殻に閉じこもることなくのびのびと走って世界トップランナーに食らいつきたい。8位入賞を目指します」と宣言。小林は「経験は少ないですが、今できる練習を全てやって、思い切ってゴールできるようなレースにしたいと思っています」と決意を込めた。

 高橋さんは「初出場だからこそ、思い切りぶつかっていける。自分の殻を破るようなレースを期待したい。それができる舞台は整っている。

ここからもう一段、二段、もっと彼らが輝くことを楽しみにしたいです」とさわやかな笑顔でエールを送った。

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