◆大相撲 ▽名古屋場所4日目(16日、IGアリーナ)

 新横綱・大の里が初黒星を喫した。幕内・王鵬(大嶽)との立ち合いで右をのぞかせたが、受け止められた。

前に出られず、差し手を切られた。逆に突かれて起こされ後退。引いたところを呼び込んでしまい押し出された。負けた瞬間にしまったとばかりに顔をしかめ、座布団が舞う中、土俵の外で立ち尽くした。「足が出なかった。良くないところが出た」と反省した。

 金星を初めて配給した。昇進後初黒星に「一日一番しっかり集中してまた明日からやっていきたい」と引き締めた。5日目には取組前に横綱・豊昇龍(立浪)から金星を獲得した幕内・阿炎(錣山)と対戦する。幕内後半戦の九重審判長(元大関・千代大海)は「立て直す能力が高い。心配してない」と話した。

 

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