◆車いすテニス ▽ウィンブルドン第12日(11日、英国・ウィンブルドン)

 2024年パリ・パラリンピック男子シングルス金メダルで、世界ランキング1位の小田凱人(東海理化)が、2年ぶり2度目の優勝に王手をかけた。同4位のグスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)に7-5、6-1のストレート勝ちし決勝に進んだ。

2023年に達成した全仏、ウィンブルドンの連続優勝の再現に残り1勝と迫った。

 最も球足が遅い赤土のコートを持つ全仏と、球足が最も速くバウンドしない芝のウィンブルドンという両極端のコートを持つ両大会を、短期間で制覇するのは至難の業だ。

 同年の連続優勝を達成した車いすテニスの男子選手は2019年のフェルナンデス、2022年の国枝慎吾、そして2023年の小田と3人しかいない。しかし、その内、2度、達成した選手はおらず、もし小田が今大会を制すると、史上初の2度の全仏、ウィンブルドン同年連続優勝となる。

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