Ｂ２ベルテックス静岡　ＰＧ鍋田隆征が左アキレス腱断裂から完全復帰目指し奮闘中「８割ぐらいは戻ってきている」
ウェートトレーニングに励むベルテックス静岡・鍋田 画像（1枚）

　Ｂ２ベルテックス静岡のＰＧ鍋田隆征（２３）が、左アキレス腱（けん）断裂からの完全復帰を目指して奮闘中だ。１４日の新チーム始動に向け「８割ぐらいは戻ってきている。

ただ、ここまできてまたけがは避けたいので、焦らずにやっていきたい」と誓った。

　大卒１年目の昨季は控えとして２７試合に出場。プレー時間が少しずつ増え、自信をつかみかけた時だった。年明け初戦前日の練習中に負傷し、シーズン終盤を棒に振った。「試合にも慣れて、さあこれからって時だったのでショックだった」。長いリハビリ生活に入った。

　２５―２６年シーズンに向けてはオフ返上で体を動かしてきた。週２、３回のペースでジムに通い「左足の筋肉がまだ完全ではなく、右足に比べるとまだ細い。８月中旬くらいにはフルメニューをできるようにしたい」と青写真を描く。

　三島市出身のＰＧ岡田雄三（２９）がＢ１富山に移籍。チームの地元選手は静岡市出身の鍋田と、焼津市出身のＳＦ増田啓介（２７）だけになった。「雄三さんがチームを離れる前に『お前に託した』と言われたので、頑張っていきたい」。

昨季までのエースＰＧからゲキを受け、一日も早くチームに合流してポジション争いに割って入る。

（塩沢　武士）

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