福島競馬の1勝クラスを勝ち上がった3歳馬にSNSでは衝撃が走っている。7月12日の福島7R・3歳上1勝クラス(芝2000メートル=15頭立て)を5馬身差で圧勝したのは、津村明秀騎手とコンビを組んだリアンベーレ(牡3歳、美浦・手塚貴久舎、父キズナ)。

春のクラシックには出走できなかったが、2勝目ゲットで牡馬3冠最終戦となる菊花賞出走への道をこじ開けた。

 単勝オッズは4・6倍の3番人気。大外の15番枠から外へ寄れる形でスタートを切ると、大きく後方に置かれる厳しい展開を強いられた。向こう正面から徐々にポジションを上げて、3コーナーでは中団まで進出。大外からまくるように上がっていくと、4角5番手で最後の直線を迎えた。鞍上が気合を注入すると先行馬を飲み込み、突き放しにかかる。最後は5馬身差でフィニッシュ。勝ち時計は2分3秒0と平凡だったが、序盤にビハインドを抱えながら粗削りなレースぶりで衝撃的な強さを見せた。

 同馬は昨年8月の札幌でデビュー。のちに桜花賞&オークスで2着に好走するアルマヴェローチェに首差2着まで迫ったが、初勝利は3戦目の東京で挙げた。その後はダートも試しながら自己条件で4戦を消化。掲示板の確保すら厳しい状況だった。

 衝撃的な勝ちっぷりにSNSでは「もう一戦するのかな?」「強すぎワロタ」「え、ここから勝つのって思ったよね」「最後突き放すとか別馬か!」「久々にゾクゾクする競馬だったぞ」「馬が強すぎる」「今後も楽しみになる勝ち方」「本当に持ってるモノは凄いんだろうなぁ」「ゲートさえ改善すればオープンまで行けるくらいの強さだった」「強い勝ち方でうれしいぞ」など驚きのコメントが上がっている。

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