◆ラグビー▽リポビタンDチャレンジカップ2025 日本代表 22―31 ウェールズ代表(12日・ノエビアスタジアム神戸)
世界ランク12位の日本は、同14位のウェールズに22―31で黒星。5日の第1戦は逆転の24―19と白星を収めていたが、伝統的強豪国(旧ティア1)から2連勝はならず。
北九州での第1戦に続き、外気温は33度を超える暑さの中の戦い。ノエビアスタジアム神戸は屋根が閉められ、直射日光こそ避けたが、室温32・1、湿度68・6%と高温多湿だった。前半37分から出たプロップ竹内柊平は「1戦目のほうが暑かったが、2戦目の方が蒸し暑かった」と回顧。SH斎藤直人(トゥールーズ)は「言い訳になってしまいますが」とした上で「ボールも、ものすごく滑って。感覚的には、攻められないくらいだった。流れの中で、スクリューパスも(指に)ひっかからなかった」と語った。場内に空調はなく、協会発表では風速「0メートル」。風を感じることがなく、第1戦とは別の戦いを強いられた。
終盤には、この日後半22分に約50メートルの独走トライを決めたCTBライリー(埼玉)らが何度も足をつる様子も。それでも最大18点差から一時2点差に迫るなど、攻守にわたって走り、強豪国を追い詰めた。「この結果をバネにして、パシフィックネーションズカップに向けて準備したい」とリーチ主将。