◆バレーボール ▽ネーションズリーグ(NL)女子千葉大会 日本3―1ポーランド(12日、千葉ポートアリーナ)
1次リーグが行われ、5大会連続の決勝大会(23~27日、ポーランド・ウッチ)進出を確定させている世界ランク5位の日本は同3位のポーランドを3―1で破り、千葉大会で3連勝。6月のNL開幕から通算9勝目(2敗)で3位をキープした。
第1セット(S)は、ホームの日本が序盤から得点を重ねて最大7点差をつけるなどして終始リードし、最後は石川真佑主将(ノヴァーラ)がレフトから決めて25―21でセットを先取。続く第2Sも勢いは止まらず開始から4連続得点で序盤から優位に運んだが、中盤に同点に追いつかれた。終盤は一進一退の攻防だったが、強打で勝る相手に屈し、23ー25でセットを失った。
第3Sは、5連続失点で流れを失いかけたものの、12年ロンドン五輪銅の大友愛さんの長女で18歳の秋本美空(姫路)を投入するなど、流れを引き戻しにかかると、じわじわ詰めて同点に。終盤は再び点の取り合いになったものの、秋本がスパイクを決めセットポイントを奪うなどして粘り勝ちで25―23と奪い返した。
第4Sは日本のサーブ得点からスタート。3―3の同点から相手に4連続得点を奪われるなど最大5点差をつけるなど流れを戻せない。それでも諦めず必死に拾って徐々に追い詰めると20―20の同点に追いつき、リードすると、最後はブロックで相手のスパイクを止め25―22でセットを奪い、勝利を引き寄せた。
昨夏のパリ五輪1次リーグ初戦で対戦し、1―3で敗れた強豪に対し、同五輪代表の石川真佑主将(ノヴァーラ)が攻守でチームを引っ張り、強敵を撃破。五輪の雪辱を果たした。
◆ネーションズリーグ 男子は1990年からのワールドリーグ、女子は93年からのワールドグランプリに代わる大会として2018年に新設した国際大会。男女各18チームが参加し、2組に分かれて3週で1次L計12試合を行う。