◆ラグビー▽リポビタンDチャレンジカップ2025 日本代表 22―31 ウェールズ代表(12日・ノエビアスタジアム神戸)
世界ランク12位の日本は同14位のウェールズに敗れ、伝統的強豪国(旧ティア1)とのホーム2連戦を1勝1敗で終えた。5日の第1戦(ミクスタ)では、12年ぶりに同国からの勝利を挙げていたが、エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)は「多くの選手は、早い段階で2戦目を迎えるにあたり感情的にリセットしての試合が難しい。
12点差を逆転して勝利をつかんだ第1戦。日本はこの日も、前半に3連続トライを許す立ち上がりとなった。ジョーンズHCは21―3とされた同37分、FW前列3人を総入れ替え。北九州では1番から紙森陽太(東京ベイ)、原田衛、竹内柊平が異例のフル出場を果たしていたが、この日は控えの木村星南(BL東京)、江良颯(東京ベイ)、竹内が前半から途中出場。この采配について、指揮官は「流れを失ったりうまくゲーム運びができなかった時、何かを変えないといけない時に選手を替えるということがある」と説明した。
出場直後の敵陣でのスクラムで、ウェールズの反則を誘発。タッチに出してのラインアウトから、プロップ竹内が反撃のトライを挙げた。「3―21の時は勝利がほど遠かったが、彼らが入っていい流れになった」と追い上げの起点となった活躍を評価したジョーンズHC。「準備してどこででもパフォーマンスを出す自信はあった」と頼もしく竹内だが、黒星に「2戦目が大事だった。1戦目でティア1に勝ったからではなくて、負けたという結果が全て。