7月13日の函館メイン・巴賞(3歳上オープン、芝1800メートル=12頭立て)は、2番人気のケイアイセナ(牡6歳、栗東・平田修厩舎、父ディープインパクト)が勝利した。勝ち時計は1分44秒8(良)のコースレコード。

9Rの北海ハンデキャップ(3歳上2勝クラス)でミッキージュエリーが記録した1分45秒6のレコードタイムをさらに0秒8上回った。

 コンクシェルとセットアップの激しい先手争いをうかがいながら、3番手を追走。その2頭を目標に3コーナーから早めのスパートを開始し、あっさりとパスして直線入り口で先頭に立った。藤岡佑介騎手のゲキに応えて末脚を振り絞り、2着のコントラポストの猛追を首差でしのぎきった。

 初コンビでオープン初勝利に導いた鞍上は「2頭が飛ばしてくれてハナに行かなくてもいい形になりました。いいペースで追いかけたぶん、あとどれくらい反応が残っているかと思いましたが、3コーナーで仕掛けた時は抜群の手応え。これならいけると思いました。着差は詰められたけど、完勝だったと思います」と笑顔で振り返った。

 この勝利でディープインパクト産駒はJRA史上初の2800勝を達成した(2位はサンデーサイレンス産駒の2749勝)。

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