◆第61回七夕賞・G3(7月13日、福島競馬場・芝2000メートル、良)
サマー2000シリーズ第2戦となるハンデ重賞は15頭立てで争われ、ハンデ56キロで2番人気のコスモフリーゲン(牡5歳、美浦・畠山吉宏厩舎、父スクリーンヒーロー)が頭差で逃げ切って重賞初挑戦で勝利を飾った。勝ちタイムは2分0秒5。
前走のサンシャインS・3勝クラスから連勝での初タイトル。23年3月のデビューから3連勝するなど、これで9戦5勝、2着2回、3着1回、4着1回と掲示板を外していない。
9戦中8戦でコンビを組む柴田大知騎手は、20年12月のターコイズS(スマイルカナ)以来4年7か月ぶりの重賞勝利。七夕賞は13年のマイネルラクリマ以来2勝目となった。
2着はハンデ57・5キロで1番人気、勝てば七夕賞単独最多5勝だった戸崎圭太騎手が騎乗したドゥラドーレス。3着はハンデ55キロで11番人気のオニャンコポン(菅原明良騎手)が入った。
横山琉人騎手(ドラゴンヘッド=5着)「ハンデ(52キロ)も軽かったし、最内枠だったのでロスなく運べました。いい反応をしてくれました。最近、末脚が良くなってきています」
丸山元気騎手(セブンマジシャン=6着)「このメンバー相手に頑張っているが、コーナーで置かれてしまった。距離もありますかね」
田辺裕信騎手(ニシノレヴナント=7着)「馬が進んでいかなかった。もっと距離があって、差しの決まる展開だったら良かったかもしれない」
津村明秀騎手(パラレルヴィジョン=9着)「比較はつかないけど、全体的にピリッとせず、走る方に気が向いていない感じがした」
三浦皇成騎手(ショウナンマグマ=10着)「うまくゲートを出てくれたし、いいところで運べた。ただ、仕掛けだしてからちょっとやめてしまう感じがあった。
荻野極騎手(バラジ=11着)「レース全体としてはリラックスしたところで追走できていたが、3角で少し苦しくなってしまいました。具合は良さそうだっただけに、いいレースができなくて残念です」
内田博幸騎手(ダンテスヴュー=12着)「もう少しテンに行けるかと思ったが、いけなかったしあの位置になった。道中は脚をためながら進んでいたけど、馬場に脚をとられるところもあった。叩いて良くなると思います」