第57回函館2歳ステークス・G3は7月20日、函館競馬場の芝1200メートルで行われる。

 ブラックチャリス(牝、栗東・武幸四郎厩舎、父キタサンブラック)は今回と同じ舞台の6月21日の函館・芝1200メートル戦を3馬身差で圧勝し、1分8秒2の2歳コースレコードを更新。

母のゴールドチャリスは短距離を3勝した快速馬で函館の6ハロンでも勝ち鞍がある。血統的な魅力も大きく、世代最初の重賞ウィナーを狙う。

 カイショー(牝、栗東・長谷川浩厩舎、父スワーヴリチャード)は開幕週の函館・芝1000メートルを56秒4でレコード勝ち。1979年にハギノトップレディがマークした2歳コースレコードを46年ぶりに更新する衝撃的な走りだった。1ハロンの距離延長なら守備範囲で、ここもスピードの違いを見せつけるか注目だ。

 トウカイマシェリ(牝、栗東・高柳大輔厩舎、父ドレフォン)は新馬戦でブラックチャリスの2着に終わったが、2戦目で順当勝ち。控える競馬で結果を出せたのは収穫で、滞在競馬なら連戦続きでも力を出せそう。

 母が6ハロンの重賞勝ち馬マイオウンウェイ(牡、栗東・高野友和厩舎、父キズナ)も素質は高い。

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