◆大相撲 ▽名古屋場所初日(13日、IGアリーナ)

 関脇・霧島(音羽山)が白星発進した。西前頭筆頭の若元春(荒汐)との立ち合いで低く当たると、左でおっつけた。

前に出て左をねじこんで寄り切った。「初日勝ててOKですね」と胸をなで下ろした。若元春とは同じ時津風一門で場所前に何度も相撲を取った相手。「必ず稽古する相手。いろいろなことを考えずに自分らしい相撲を取った」と振り返った。

 昨年は8勝7敗と辛くも勝ち越し、新大関だった一昨年はケガもあり6勝7敗2休と苦しんだ名古屋場所。今場所前は大きなケガもなく境川、荒汐部屋など自分で出稽古先を決めて多くの関取を手を合わせた。「しっかり稽古出来た」と充実感を感じている。先場所は関脇で11勝を挙げ、今場所は再大関への足固め。目標の看板力士復帰へ白星を重ねる。

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