◆大相撲 ▽名古屋場所初日(13日、IGアリーナ)

 西前頭筆頭・若元春(荒汐)は関脇・霧島(音羽山)に寄り切られ、黒星発進となった。過去5勝10敗と分が悪い霧島に対策を練って臨んだが「左を警戒されていたので、右を差して前に走るぐらいの気持ちで臨んだけど、すっぽ抜けて何もできなかった。

先場所から考えていたけど、はまらなかったですね」と肩を落とした。

 初日に白星とはならなかったが、新会場・IGアリーナで場所を迎えた感慨もあった。本場所が新会場となるのは、東京・両国国技館が落成した1985年初場所以来で40年ぶりだ。「会場が変わるのはめったにないこと。相撲の歴史から見てもなかなかないこと。そういう場所に関取として臨めて、時代の変わり目を見られたことは感慨深い」と、しみじみと語った。

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