ラグビー・リーグワン1部で昨季2連覇を達成したBL東京は14日、薫田真広GMが8月1日から社長を兼任することを発表した。21年から社長を務めた荒岡義和氏は退任。
薫田氏はフッカーとして元日本代表主将を務め、44キャップを獲得。W杯は95年から3大会連続で出場した。99年度に引退後は日本代表コーチ、トップリーグ時代の東芝の監督などを歴任。20年3月からBL東京のGMに就き、チームは昨季からリーグワンで初の2連覇を達成するなど、成長を支えてきた。
リーグワン創設時からチームを主に事業面で強化してきた荒岡社長は、ラグビー界とはもともと無縁。事業とチーム力、薫田GMと両輪で培ってきた。自身を「ラグビー村の人間」という薫田氏に「こういうキャリアをもった人は、今日本では彼しかいないと思う。いろんな人のサポートを得ながら、新たな社長のスタイルをつくってほしい」と期待。薫田氏も「まだ頭の整理は出来ていないが、覚悟をもってやっていかないといけない。右肩上がりのチームをさらに発展させ、日本ラグビーのよさを継承しつつ、クラブをよりよきものにしていきたい」と表情を引き締めた。