◆大相撲名古屋場所2日目(14日、愛知・IGアリーナ)

 新横綱・大の里(二所ノ関)は、東前頭筆頭・安青錦(安治川)を押し出し、2連勝とした。大の里は、強烈な押しで安青錦を一気に土俵の外に運んだ。

 大の里は前日の初日、日体大の2学年先輩で、新小結の欧勝馬(鳴戸)との一番、立ち合いは突っかける場面があり、新横綱としての緊張があるようにも見えた。だが、鋭い踏み込みから、左でおっつけて前へ前へと出て、右上手を引いて寄り切り、横綱相撲を見せつけた。「先場所とやることが違ったし、いろいろなタイミングを見つけるのは大変だった。その中で勝てたことは大きい」と、ほっとした表情を見せていた。

 この日は、初日に大関・琴桜(佐渡ケ嶽)を撃破した難敵、安青錦が相手だったが、全く問題にしなかった。過去5人しか成し遂げていない新横綱Vと、3連覇に順調なスタートとなった。

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