◆大相撲 ▽名古屋場所2日目(14日、IGアリーナ)

 東幕下21枚目・聖白鵬(伊勢ケ浜)が白星スタートを切った。西同20枚目・琴挙龍(佐渡ケ嶽)に立ち合いから右を差して上手出し投げで決着。

「左前みつを取りたかったけど、久々の本場所でちょっと緊張して、悪い癖がまた出てしまった。でも勝てて良かったです」と振り返った。

 身長195センチの大器は鳥取城北高、同大を経て旧宮城野部屋に入門し、昨年春場所で初土俵を踏んだ。しこ名は本名のデミデジャムツがモンゴル語で「聖なる海」を意味することから聖を取り、師匠だった元横綱・白鵬翔さんの名前を合わせたもの。「常に励ましてもらっていた」と感謝する白鵬さんが6月に相撲協会を退職後、初めての本場所となるが「今は場所に集中しています。考えて気持ちを左右されるより、今場所に集中して頑張った方がいいと思います」と冷静に語った。

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