バレーボール女子のネーションズリーグは日本時間14日に1次リーグ(L)が終了し、世界ランク5位の日本は、9勝3敗で18チーム中3位となった。開催国と上位7チームが決勝大会(23日~27日、ポーランド・ウッチ)に駒を進め、準々決勝の相手は1次Lを6位で通過した世界ランク6位のトルコと対戦することになった。

 2028年ロサンゼルス五輪に向け、日本女子初の外国人監督のフェルハト・アクバシュ氏が率いる新体制は、今大会で始動した。1次Lは第2週の香港大会でパリ五輪金メダルのイタリアにフルセットまで迫り、第3週の千葉大会では、対戦時に世界ランクで格上のポーランドを3―1で撃破。試合中は状況によって選手を入れ替えるなど、新たな戦い方で決勝大会に進んだ。指揮官も「新しいメンバー、新しいスタイル、新しい若手の選手も含めて良好な結果が得られている」と手応えを口にした。

 イタリア1部で経験を積んだ新主将の石川真佑(ノヴァーラ)や、セッター関菜々巳(アルシーツィオ)が心身両面でチームを引っ張った。攻撃面では、パリ五輪代表で23歳の和田由紀子が、日本人トップの計180得点(全体7位)、23歳の佐藤淑乃(ともにNEC川崎)が計177得点(全体9位)をマークし軸を担い、18歳の秋本美空(姫路)、21歳の北窓絢音(SAGA久光)ら若いアタッカーも途中からの出場で存在感を示した。古賀紗理那さんが主将を担った昨年大会では、初の銀メダルを獲得。決勝大会では2年連続の表彰台入りを目指す。

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