◆第61回小倉記念・G3(7月20日、小倉競馬場・芝2000メートル)

 タフな2頭で久々のタイトルを狙う。第61回小倉記念・G3(20日、小倉)で宮厩舎がシェイクユアハート、マイネルメモリーを送り出す。

 シェイクユアハートは3勝クラスで【1743】。複勝率80%と抜群の安定感を誇った。さらに注目は出走回数。昨年は8戦、今年も6戦目とコンスタントに走り続ける。「体調の浮き沈みが本当に少ない。こんな馬はなかなかいない。どんな競馬でもできるよ」と宮調教師。相手なりに走れる強みを重賞でも期待する。

 マイネルメモリーは函館記念3着からの転戦。中2週で異例の“日本縦断”となるが、13日には栗東・坂路で60秒0―13秒1と時計も出した。「夏に勝負した方がいい馬。具合がよければ、と思っていました。

小回りの流れも合うから」と強行軍の意図を説明する。

 厩舎にとっては14年高松宮記念(コパノリチャード)以来、11年以上ぶりとなる重賞制覇がかかる。「タイプは違うけど、2頭とも力があるから楽しみだね」。暑さに負けない経験豊富な5歳馬2頭の“競演”で久々の美酒に酔う。(山本 武志)

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