バレーボールのネーションズリーグ1次リーグ(L)最終第3週、男子千葉大会が16日、千葉ポートアリーナで開幕する。日本代表のロラン・ティリ監督と21年東京、24年パリ五輪代表の高橋藍(サントリー)が、15日に千葉市で記者会見に出席した。
千葉大会に参加する6か国の看板選手が出席した会見。藍は熱く思いを語った。千葉大会へ「今はチームを作っている段階ではあるけど、まずはファイナル進出するところがこの千葉ラウンドでは必要ですし、しっかりコミュニケーションを取って、チーム力を高めていく。結果を出しながらチームも作っていくところにフォーカスしたい」と意気込んだ。
2028年ロサンゼルス五輪に向けたロラン・ティリ監督の新体制は、1次L第1週で初陣。藍、主将の石川祐希(ペルージャ)ら昨夏のパリ五輪代表の主力は、別調整で第3週の千葉大会直前に行われた5日の沖縄合宿で合流した。藍は「いいトレーニングができて、いいチームが作れている。勝てるチームをつくるために、さらに精度のいいバレーボールを求めていきたい」と状態を明かした。
千葉大会は世界ランク1桁の強国がひしめく。昨夏のパリ五輪で敗れた因縁の相手、ドイツと16日の初戦でぶつかる。開催国と上位7チームが決勝大会(中国)に進む。藍は「第2週までを見ていて、日本のバレーボールの質の高さを出せている。
◆ネーションズリーグ 男子は1990年からのワールドリーグに代わる大会として2018年に新設した国際大会。18チームが参加し、2組に分かれて3週で1次L計12試合を行う。勝ち点は3―0、3―1で3点、3―2で2点、2―3で1点、1―3、0―3で0点。開催国と上位7チームが決勝大会(30日~8月3日、中国・寧波)に進む。昨年大会で日本は男女ともに銀メダルを獲得している